2007年06月06日

アトピーという病気

アトピーは医学用語としては、
気管支喘息、鼻炎など、ほかのアレルギー疾患にも使われます。
しかし、日本で「アトピー」といえば、皮膚炎を指すことがほとんどです。
アトピーという名前はもともと、「奇妙な」「原因不明の」という意味のギリシャ語「アトポス」からきています。


アトピー性皮膚炎とは、アレルギー反応と関連がある湿疹(皮膚の炎症)で、
先天性の過敏症の一種です。 (英語:atopic dermatitis)


アトピー性皮膚炎はよくなったり、悪くなったりを繰り返す、かゆみのある湿疹がでる病気で、患者の多くは「アトピー素因」を持っています。

アトピー素因というのは

●家族歴・既往歴
気管支喘息
アレルギー性鼻炎
結膜炎
アトピー性皮膚炎
上記のうちいずれか、あるいは複数の疾患が家族にある、または、本人に経験がある、ということ。

●IgE抗体を産生しやすい素因。


アトピー性皮膚炎のガイドラインには、
厚生労働省によるものと、日本皮膚科学会によるものがあります。

厚生労働省診断ガイドラインは皮膚科医だけでなく、広く一般の臨床医が参照するものとして作られています。

「改善が見られない場合は専門医に任せるように」としているように、プライマリーケアの意味合いが強いのがこのガイドラインです。

一方、日本皮膚科学会診断ガイドラインでは、皮膚科医が参照する内容になっています。
主に皮膚の病変に着目した内容になっているので、より厳密な診断基準になっています。


アトピー性皮膚炎は、
アトピー型気管支喘息、
アレルギー性鼻炎、
皮膚炎の蕁麻疹を起こしやすいアレルギー体質(アトピー素因)の上に、
様々な刺激が加わって生じる痒みを伴う慢性の皮膚疾患と考えられています。

患者の約8割は5歳までの幼児期に発症します。

今までは、学童期に自然に治ると考えられていました。、
しかし、大人になっても治らない人や、成人してから発症・再発するという例が近年増加しているのです。

これについては、
人口密度や住宅環境など、環境の変化が要因であるとする意見や、
軽症患者が医療機関を受診する機会が増えたことを
指摘する意見があります。
posted by ato at 11:21 | アトピーとは?